こんにちは。吹奏楽部のみなさん、コンクールの方はいかがでしょうか?
全力をだして頑張ってきました!という方もまだこれからですというかたもちょっとした時間にこの工房日記をのぞいてくれたら嬉しいなあと思います。
さて、今回は木管楽器?シリーズ 第3弾 「フルートやサックスは金属なのになぜ木管なの?」です。今の時代、インターネットの普及でいつでも色々なことがすぐに調べられます。今回のお題も"木管楽器"と検索すればWikipedia等でだーっと詳しく調べられると思うんですが、そこはこんな時代だからこそ、Soloならではの言い回しで簡単にわかるように書いてみようかなと思いました。
主な木管楽器を挙げますと「フルート」「クラリネット」「サックス」「オーボエ」「ファゴット」・・・・などなどです。
フルート B♭クラリネット

アルトサックス オーボエ

ファゴット

木管楽器と金管楽器の違い、それは発音方法の違いでわけられます。
木管楽器は、"リード"(薄くした葦など)を振動させて吹きます。フルートは、"エアーリード"といって空気を振動させて吹きます。金管楽器は、くちびるを振動させて吹きます。簡単に言ってしまうとこの違いです。
そんなわけで、管体が金属でもフルートやサックスは、リードを振動させて吹く楽器なので、木管楽器の仲間たちなのです。
それから、木でできた楽器。とも言われますね。でも木でできてるって・・・フルートやサックスは、金属だよ〜?とよく聞かれます。そのとおり、金属ですよね。なぜ木管楽器なのかっていうのは、先ほどお話したとおりなんですが、でもなぜ色々な材質の楽器があるんでしょうね。HPのトップページのコントラバスクラリネットも全部金属です(木の管体のコントラバスクラリネットもありますよ)もっと細かく言うとプラスチックの管体のクラリネットやオーボエもあるんですよ〜。
でももともとは、みんな木でできていたんです。(サックスはちょっと特別。あとでお話します)
昔の木管楽器は、今の楽器よりもずっとシンプルでキイもとても少ないものでした。演奏者にとって、吹きやすさを追求するために楽器もどんどん進化していきました。どうしたら、もっと吹きやすくなるだろう、音の高さが安定するだろう、と日々研究を重ね今の形になりました。もちろん、現在も各メーカーが研究しています。木は生きているので、割れることがあります。じゃあ、割れにくい管体にしたらいいんじゃないか、プラスチックの管体なら低予算で提供できる・・・等々、毎日、試行錯誤しています。もともと木の管体をプラスチックにしたり、金属にしたり。そうすると当然音色も変わってきます。基本的な音は同じでもやわらかい音がでたり固い音がでたり。そうそう楽器を買い替えられないとは思いますが、色々な楽器を試してみるのもおもしろいかもしれませんね。
サックスは、木管楽器の中でもあとからできた方の楽器で、金管楽器と木管楽器をあわせたような楽器ができないかと開発されました。サックスは、最初から金属の管体でしたが、リードを振動させて吹くので木管楽器なんです。
木管楽器と金管楽器の違い、なんてちょっとマニアックかもしれませんが、知っていると音楽の時間に自慢できちゃうかも・・・かも?しれませんよ〜。
次回は、「木管楽器修理ってどんな道具を使うの〜?」という質問に答えます。
ここでいつもの宣伝です!!(もう開き直っちゃいます)
木管楽器は、とてもデリケートです。前回、書いたようにタンポがちょっとしたことでくるったり、キイが曲がったり、バランスがくずれると音がでにくくなってしまいます。なんか、きのうと違って音がでにくいな〜?なんて思ったりしたら、お気軽にアトリエSoloにお寄りください。点検は無料でおこなっています(修理が必要な場合は、別途料金がかかる場合がありますのでご了承ください)また、楽器のお手入れ方法等、わからないことがあればいつでもお問合せください。どこのメーカーでも対応いたします。
TwitterやFacebookでも質問、お問合せを受け付けています。
おかげさまで、Twitterのフォロワー数も480をこえました。フォロワーのみなさまありがとうございます。これからもよろしくお願いいたしま〜す。